歯科技工士/早川純です。
今回は、咬合【噛み合わせ】と調整量に関してです。
ケースは、患者さんにとっての左側、上456と下4567
噛み合わせの部分を上下同時に作るので正確性が求められます。
まずは、バイトと呼ばれる噛み合わせをチェックするシリコンを元に模型の調整を行います。
正確に口腔内が再現されているか顕微鏡で確認します。
ワックスにて、形態を再現してコンピューターに読み込ませます。
セット前の模型上での噛み合わせ写真です。
いかに口腔内を模型に再現できるかが重要です。
セットにも立ち会いましたが、コンタクト調整/バイト調整/ガイド時調整を無調整でセットすることが出来ました。
患者さんも喜んで下さいましたし、担当Drも調整がなくしっかり噛めるのはありがたいと喜んで下さいました。
材料は年々硬く/壊れにくくなっていますが、同時に削りにくく/研磨しにくくなっています。
調整が少なければ、より良い状態の被せ物を口腔内にセットすることが出来ます。
患者さんの立場になると、製作した被せ物がお口に合わず削る作業を繰り返すと合わない物を無理やりセットするイメージが拭えませんので、
医院の技術を判断する大きな要因となります。
患者さんのためにも、スムーズにセットできる被せ物を今後も製作していきたいと思います。
株式会社Dental Blue Ocean早川丸 歯科技工士/早川純